朔の里
屋敷の中で水音が響き渡る。直江の股ぐらに屈み込んだ高耶は、一心不乱に舐めしゃぶる。
「ほら、もっと奥まで銜えて」
高耶は直江の言葉に従順に従う。
「そう――上手です」
直江は普段、高耶が味を嫌って厭がる口淫をさせていた。
それは、拙いながらも直江を興奮させる。
「ぐ……ぅ」
「そろそろいいですよ」
直江は高耶の顔を上げさせる。
このまま高耶の口の中に吐き出しても構わなかったのだが、それよりも、高耶の中を味わいたくて、途中で止めさせる。
「下の口で高耶さんが気持ちよくしてくれるんでしょう?」
直江の言いたいことを察した高耶は、ノロノロと体を起こし自分の手で育て上げたものと直江を交互に見る。
「どうしたんです?」
高耶の躊躇を解っている直江は、わざとらしく尋ねる。
「……」
無言で直江の膝に乗り上げ、跨ろうとした高耶を、流石に直江が慌てて止める。
「急に入れようとしても入りませんよ!」
正面の高耶の腰を抱き、その右手を取り上げる。
「自分でちゃんと解さないと」
そう言って、強引に高耶の人差し指に自分の人差し指を添えて、高耶の窄まりに潜り込ませる。
「ぁ……ッ」
少しの刺激に高耶の体は敏感に反応する。直江のものをしゃぶることで興奮していた体は素直に啼く。
「ほら、自分でやりなさい」
直江は高耶の動きを促すだけで、それ以上手を出さない。直江に言われるまま高耶は指を増やし、綻び始めた窄まりを刺激する。
「は……あ……ん」
指の動きに合わせて、高耶の腰も揺れる。
直江はその卑猥な踊りを眺めながら、目の前に突き出された葡萄粒を口に含む。
初めは小さな実だったものも、直江の口の中で果実を実らせる。
ふっくらとしたそこを、今度は指で刺激をしつつ、反対の実を口に含む。そうして、胸の頂きに二つの果実が実る頃、高耶の窄まりも花開き、すっかり直江を待ち望んでいた。
「な…おぇ……」
「ゆっくり腰を落として」
直江は高耶を誘導してやる。
そうして、呑み込まれていく高耶の中は、甘美な酒を味わう以上に、夢心地にしてくれる。
「あ……」
高耶は目を瞑り、必死に腰を落としていく。そうして、全てを収めると、そのまま固まってしまった。
「ほら、動いて下さい」
その直江の促しにも、反応できない。
「むり……ぃ」
高耶の泣き言に、これ以上焦らされる気も焦らす気もない直江は、
「仕方ないですね」
と呟きながら、高耶の腰に手を添える。
そうして、自分の思うまま高耶を動かして、頂まで駆け上っていく。
「あ――ッ!!」
高耶が絶頂を迎えるのを見届け、直江も欲望を高耶の中へ注ぎ込んでいた。
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