朔の里
「――ッフ…ぅ!」
絶頂の余韻で荒い息を吐く高耶を、直江は抱き上げ、弛緩した体をそのまま腕に抱き、御帳台へ戻り高耶を横たえる。
高耶が落ち着かない息を必死に整えているのを横目に見つつ、直江は高耶を俯せにし腰を引き寄せつつその上に覆い被さる。
「力を抜いていて下さいね」
高耶が直江の言葉を素直に受け入れ、体から力を抜くのを確認し、高耶の双丘を広げ、紅く花開いている肛門を露わにする。それは、まるで直江を誘う沃花のようだった。
自分のいきり立った物を、そっとそこへ押しつけ高耶の様子を窺う。
「大丈夫。怖くない」
一瞬怯えを見せた高耶に、直江は囁きかける。
「力を抜きなさい」
一声掛け、高耶の中に一気に尖端を埋め込む。
「ヒ――ッ……!」
今までとは異なる圧倒的な質量に逃げを打つ高耶の体を、上から囲い込み逃げ道を塞いで更に押し込む直江のことを、高耶はどう思っているのか。
「なおえぇぇ」
高耶の喉からは、それが唯一縋れるものだとでも云うように、直江の名が絞り出される。
「大丈夫ですよ」
何が大丈夫なのか。まるでおぼこを騙すように直江が囁く。
「すぐに気持ちよくなります」
今まで一切触ることのなかった高耶の前に掌を回し、やんわりと握ってやる。それだけで、高耶は感じたのか直江の腕の中で体が飛び跳ねる。
「ふ――ぅッ」
更に刺激してやると、それが気持ちよいのか高耶の体から力が抜けていく。それを見逃さず、直江は腰を動かし始める。初めはゆっくりと。次第に速く。先程知った高耶が気持ちよくなる場所を尖端で刺激すると、それだけで、先程まで痛みで強張っていた体は、快感でドロドロに溶けていく。
「ひゃぁ――」
高耶の口からは意味を為さない落としか出てこない。
「高耶さん。こういうときは気持ちいいって言うんですよ」
囁き動きを止める。
急に止んだ刺激に高耶が、直江を振り返る。
「『気持ちいい』――言ってみて下さい」
「きも――ち……ぃい?」
「そうです。ほら、気持ちいいでしょう?」
「ひぃ――ッ」
直江は高耶のいいところを突き上げる。
「気持ちいいでしょう?」
「きもち……ぃぃ」
直江の囁きにうんうん頷きながら、直江の言葉を繰り返す。
「ぃい!――き……ちぃ――!」
一際直江の動きが激しくなり、前に回された掌も忙しなく高耶ものを刺激する。
「やぁぁああ!い――ッ」
直江の掌の中で高耶のものが二回目の絶頂に駆け上り、直江も高耶の中に吐き出していた。
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